子どもたちに贈るメッセージ

『ひっさつ技は「仏モード」』


私たちは、家族や知り合い、学校のみんなや、まわりにいるたくさんの人たちと一緒に生きていて、「毎日、楽しいことがいっぱいあればいいなぁ」と思う。

さらには、「欲しいものが山盛り手に入ったらいいなぁ。みんながうらやむほど、幸せになりたいなぁ。たくさんの人たちにほめられたいなぁ…」などなど。


いくらでも楽しそうなことあるけれど、なかなかそういう風には行かないもの。いいことばかりでなく、嫌なこともあるのが人生だ。


ころんでケガをして痛い時もある。恥をかいたり、嫌な思いをして心がギュっと苦しくなる時もある。ケンカをして怒ったり、虚しくなる時もある。思っていたより自分はダメで自信が無くなる時や、悲しくて寂しくて泣けてくることもある。

けれども、いつまでもくよくよ悩んでいてもしょうがない。
そんな時は、ひっさつ技「仏モード」を使おう。


「仏モード」とは、他人に左右されず自分を変えるありがたい力だ。実は、誰もが心の中に持っていて、これを使うといつもより少しだけ強くなれるものなのだ。


「仏モード」は、熱くても寒くても痛くても、ぎゃーぎゃーと騒がずにぐっと我慢する力がでてくるぞ。
「仏モード」は、怒られたり、失敗した時も、ちゃんと謝れるきっかけがもらえるぞ。
「仏モード」は、辛いことで心がギュっと苦しい時には、思い切って相談できる勇気が湧いてくるぞ。
「仏モード」は、悔しい時や自信が無くても、もっと頑張れるエネルギーをもらえるぞ。
「仏モード」は、へこんだり自分に負けた時も、その打ちのめされた分だけ、他人に優
しくなれる心を見付けられるぞ。
「仏モード」は、どんなにダメな「私」でも、そのままでいいから、ゆっくりと、あきらめ
ないで一歩一、反省し直していくありがたさや尊さを教えてくれるぞ。

さあ、辛い時こそ 「仏モード」の経験値かせぎだ。一緒に極めよう!
そう思うと、なんだか楽しくなってきた。
それでは今から、やってみよう。

まずは姿勢を真っ直ぐ正して、大きく深呼吸を続ける。
次に、仏が目覚めるよう、心の中を空っぽにして、腹の底から力が湧いてきたら「仏モード」の始動だ。


家族や友だち、そして困っている人にも教えてあげて、お互いに助け合おう。
君の優しさも、感動も、発想も、君だからこそオリジナルで尊いものなのだ。
どんなに天才が束になっても、スーパーコンピュータが進歩してもかなわない。
自分ならではの「仏モード」を磨いて、幸せを見つけ、伝えていこう。

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